プロジェクト紹介

資源循環プロジェクトとは

ラベル台紙の水平リサイクル*¹ プロジェクトです。
ラベルを製造・使用するにあたり必要不可欠な台紙を「剥離紙」から、マテリアルリサイクル*² 可能な素材で設計された「リサイクル専用台紙」に置き換え、使用済みのラベル台紙をユーザーから回収します。
回収した「リサイクル専用台紙」をマテリアルリサイクルし、再び「リサイクル専用台紙」の原料に使用することで、資源として循環する仕組みとなっています。
*¹:使用済みの製品を同じ用途に使う為にリサイクルする手法
*²: 廃プラスチック類の廃棄物を、破砕、溶解などの処理を行った後に、同様な用途の原材料として再利用するリサイクル

資源循環プロジェクトのPOINT

環境価値の
高い取り組み
J4CE注目事例
に選定
業界の
“やむをえない”
を解決
01

国が推進するサーキュラーエコノミー(循環経済)の考えに則った環境価値の高い仕組みです

サーキュラーエコノミー(循環経済)とは、これまで経済活動の中で廃棄されていた製品や原材料などを「資源」として循環させ、設計段階から廃棄物を発生させないという考え方を軸にした経済システムです。
環境省の方針において、最も環境価値が高い取り組みとされ、今後の日本経済が目指す姿と位置付けられています。
02

J4CE注目事例集(2022)に選定された事業

循環経済パートナーシップ(J4CE)は、2021年に環境省、経済産業省、経団連によって発足された団体です。

循環経済への流れが世界的に加速化する中で、国内の企業を含めた幅広い関係者の循環経済への更なる理解醸成と取り組みの促進を目指して、官民連携を強化することを目的としています。
03

東京ドーム約30,000個分!
年に13.9億㎡*の“やむをえない”廃棄物の解決に

剥離紙は紙の表面にシリコーンやポリエチレンといった樹脂がコーティングされている性質上、紙と樹脂が分離できず、リサイクルが困難な状態にあったため廃棄・焼却されてきました。
その量は東京ドーム約30,000個分に及びます。
剥離紙を、リサイクル専用台紙に置き換えることで、廃棄物を生み出さない仕組みに変えることができます。

*ラベル新聞社発行「日本のラベル市場2022」から算出

プロジェクトへの参画方法

リサイクル専用台紙に変えるだけ。
ラベルの素材や、ラベルのデザイン、印刷会社を変える必要はありません。

リサイクル専用台紙で設計する様々なメリット

クリーンルーム

剥離紙をリサイクル専用台紙に置き換えることで、最高クラス1000のクリーンルームで加工することが可能になりました。医薬品や食品、工業用途など、特に異物管理が厳しい用途にも最適です。

意匠性向上

リサイクル専用台紙は、剥離紙に比べ大幅に表面の平滑性が向上します。その影響で、粘着層も平滑になり、結果として印刷面まで大変綺麗な仕上がりになります。

コンパクト化

リサイクル専用台紙は、剥離紙より厚みが薄く、同等以上の強度を発揮します。そのため、同じ巻径で多くのラベルを巻き取ることができ、お客様の生産効率向上に寄与します。

反り軽減

リサイクル専用台紙は剥離紙の様に水分を吸いません。そのため、吸湿・放湿によるカールを大幅に低減します。
どうやってラベル台紙だけを変えたら良いの?

ラベル台紙を変えたら印刷に影響は出るの?

表面基材は別注しているけど、参画できる?

製品のご案内

環境価値を追求したラベル
~エコマスラベル~
リサイクル原料を含むフィルムとバイオマス粘着剤を使用することで、CO₂排出量を削減。平滑性が高い接着コートにより、クリーンな印刷の仕上がりが期待できます。