質問と回答

ご質問いただきありがとうございました。
事前に皆さまからお寄せいただきました質問も含め、回答となります。


 Q

ライナーレスの開発は着手していますか?紙セパの回収についてお聞きしたいです。

 A

ライナーレスの開発は着手しておりません。
紙セパの回収は対応しておりません。東洋紡が製造する「リサイクル専用台紙」のみ回収対象となります。

 Q

ラベル台紙と似たような素材として、コピー用紙の外装なども同じように扱えますか?

 A

本プロジェクトでの回収対象は、東洋紡が製造する「リサイクル専用台紙」のみとなります。
類似する製品は多々ございますが、「リサイクル専用台紙」以外は回収対象外となります。

 Q

台紙リサイクルには技術的な視点のみならず、効率的にリサイクルを行うための量の確保、回収機構が必要と考えますが、どの程度進んでいるでしょうか。

 A

回収機構については、プロジェクト内で回収スキームを確立しています。
お陰様で販売量と回収量は着実に増えてきておりますが、より効率的なリサイクル稼働の実現に向け、販売量および回収量の増加に努めております。

 Q

今回は日用品、医薬品業界のラベルの話ですが、工業製品のラベルのリサイクルの可能性、並びに、リサイクルを行う上での制約などがあるようならご説明願います。
(指定のラベル購入で無いとリサイクルできない、広域認定制度での運用など)

 A

工業製品のラベルにご使用される台紙についても、「リサイクル専用台紙」を使用した構成であれば、使用後の「リサイクル専用台紙」は回収が可能です。

 Q

ラベル台紙等が一般廃棄物や産業廃棄物に該当しない理由を説明いただきたいです。
無償引取で回収費用が請求の場合は、有価物でないと思っています。

 A

「リサイクル専用台紙」については、マテリアルリサイクル可能な素材で製造しているため、有価物(=資源)として有償買取り、回収をしております。また、回収に伴うお客さまの送料負担はございません。

 Q

1.循環型ラベル台紙を採用する前の処分方法(一般廃棄物、産業廃棄物、有価売却)
2.採用するにあたって苦労したこと
3.採用してよかったこと

 A

1.産業廃棄物として費用をかけて焼却処分が一般的と考えています。
2.プリンターやラベラーの調整など。(既存設備の調整で対応可)
3.社員の環境に対する意識変容、紙セパからの切り替えによる作業性の向上、などのお声を頂戴しております。

 Q

以前、ラベル残りは不可とお聞きしましたが、プラスチックラベルでも不可ですか?
プラスチックの種類によりますか、もしくは糊や印字もあるため不可でしょうか?

 A

種類を問わず、ラベル残りは回収対象には含まれません。「リサイクル専用台紙」のみ回収いたします。

 Q

台紙は有価物としての回収ですか?それとも産業廃棄物としての回収ですか?

 A

「資源循環プロジェクト」の取り扱う「リサイクル専用台紙」は有価物(=資源)としての回収となります。

 Q

専用回収ボックスのサイズと、1BOXでどのくらいの量を回収できますか?

 A

専用回収ボックスのサイズは1,040×1,040×1,700mmのJITBOXにフレコンバッグを取り付けていただく形となり、1BOXで約300㎏(=6,000㎡)の「リサイクル専用台紙」が回収可能です。

 Q

小口回収スキームはどの程度の回収量なのでしょうか?

 A

400×300×400mmのボックスに約30㎏投入可能です。小口回収は現在、大光印刷様のみで対応可能です。

 Q

基材変更にあたりコスト面での課題はありましたでしょうか?

 A

同コストでの提案が可能なケースもございますが、ラベル構成による部分が大きいため、打ち合わせを実施し、見積回答させていただきます。

 Q

循環はすでに何回転されているのですか?

 A

使用済みリサイクル専用台紙を用いた循環については実施済みです。サイクル数については、非開示とさせていただいております。水平リサイクルを行う上での課題は、回収品の品質です。排出元での分別、異物付着の低減に向けたご協力をお願いしております。

 Q

(シオノギファーマ様へご質問)ラベルを変更する場合、薬事変更を再度行うこともあるかと思います。リサイクル可能なラベル台紙にするために、ラベル紙も変更したケースにおいて、社内の抵抗や工数、コスト面など、どのようなご苦労があったか教えてください。

 A

(シオノギファーマ様よりご回答)今回のケースでは、2次包装の変更となるため薬事手続きは不要でしたが、医薬品製造という安定供給が重視される工程において一連の実証実験を進めることは、現場工数の問題や生産計画など想像以上に時間がかかるものでした。変更に関わるプロセス、社内の裏話など詳しくはSHIONOGIジャーナルも併せてご覧いただけると嬉しく存じます。